毎年4月1日時点の所有者(ローン中などの場合は使用者)に納税義務が発生し、翌年3月31日までの税金を5月末日までに前払いで納める軽自動車税。
そんな軽自動車税の税額や、支払い方法について詳しく解説しています。
軽自動車税の一覧表
普通自動車にかかる自動車税は、排気量に応じて税額が変わる都道府県に納める地方税ですが、軽自動車税は、排気量によって税額は変わらず、届出を行った市区町村に払う地方税です。
地方税とはいえ軽自動車税の金額は全国一律で、届出した市町村によって税額が変わることはありません。
軽自動車税の税額は、車が最初に登録された年度と用途(事業用か自家用か)によって変わります。
営業車でも貨物用でもない、一般の軽自動車は「自家用」「乗用」が当てはまります。
旧税率: 平成27年3月31日以前に登録 | 新税率: 平成27年4月1日以降に登録 | 重課税率: 新車登録から13年経過 | ||
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乗用 | 自家用 | 7,200円 | 10,800円 | 12,900円 |
営業用 | 5,500円 | 6,900円 | 8,200円 | |
貨物用 | 自家用 | 4,000円 | 5,000円 | 6,000円 |
営業用 | 3,000円 | 3,800円 | 4,500円 |
参考サイト:総務省|地方税制度|平成28年度から軽自動車税の税率が変わります
軽自動車の軽自動車税は、新車登録(新規検査)が、平成27年3月31日以前の車と平成27年4月1日以降の車で税額が違います。
- 平成27年(2015年)4月1日以降に新車として登録された軽自動車の税額は、自家用乗用車で10,800円です。平成27年3月31日より前に購入した軽自動車に比べて、1.5倍高くなっています。
- 平成27年3月31日より前に新車として登録された自家用軽自動車の税額は、そのまま据え置かれ、7,200円のままです
新車登録の年月に関わらず、最初の新規検査から13年以上が経過すると軽自動車税が12,900円に増額(重課)となります。
もともと軽自動車税が7,200円だった軽自動車でも、10,800円だった軽自動車でも、13年経過した時点で税額は12,900円になるということです。
軽自動車税が減税されるグリーン化特例
環境性能の優れた軽自動車の普及を促進するため、燃費性能に応じて税率を軽減する「グリーン化特例(軽課)」という制度があります。
導入当初は、平成27年4月1日から平成28年3月31日までに最初の新規検査を受けた軽自動車の、平成28年度分の軽自動車税が減税される制度ですが、令和5年12月31日まで延長されています。
軽減される税率 | 減税無し標準税率 | ||||
---|---|---|---|---|---|
概ね75% | 概ね50% | 概ね25% | |||
自家用 | 乗用 | 2,700円 | 5,400円 | 8,100円 | 10,800円 |
貨物 | 1,300円 | 2,500円 | 3,800円 | 5,000円 | |
事業用 | 乗用 | 1,800円 | 3,500円 | 5,200円 | 6,900円 |
貨物 | 1,000円 | 1,900円 | 2,900円 | 3,800円 |
参考サイト:自動車関係税制について (エコカー減税、グリーン化特例 等) – 国土交通省
≪対象区分≫
対象車 | 内容 |
---|---|
電気軽自動車等 | 税率を概ね75%軽減 |
H32年度燃費基準+20%達成車 | 税率を概ね50%軽減 |
H32年度燃費基準達成車 | 税率を概ね25%軽減 |
参考サイト:総務省|地方税制度|平成28年度から軽自動車税の税率が変わります
燃費基準の達成状況は、車検証の備考欄に記載されています。
購入予定の車の燃費基準の達成状況は、自動車メーカーのwebサイトやカタログで確認するか、環境省のwebサイトを参考にしてください。
軽自動車税の支払い方法
軽自動車の所有者の自宅に、5月上旬~中旬頃に納付書が届き、支払期限の5月31日までに、現金で納税していた軽自動車税ですが、最近では電子マネーやスマホ決済でも支払いが出来るようになっています。
≪選べる軽自動車税の支払い方法≫
支払い方法 | 手数料 |
---|---|
現金 | 無料 |
電子マネー | 無料 |
口座振替 | 無料 |
クレジットカード | 有料 |
スマホ決済 | 無料 |
参考サイト:軽自動車税(種別割)の納税・課税|杉並区公式ホームページ
納付書による納付(現金)
- 金融機関(銀行、信託銀行、信用金庫など)
- 郵便局
- コンビニ
- 市税事務所
具体的な納付場所は、納付書の裏面に記載されています。
納付場所の有人レジ(サービスカウンター等)に、納付書を提出して支払います。
電子マネーで納付
- WAON(ミニストップ)
- nanaco(セブンイレブン)
- ファミペイ(ファミリーマート)
コンビニで軽自動車税を支払う場合、現金か電子マネーでの支払いになります。
※電子マネーに対応している地域の場合
コンビニで軽自動車税を支払う場合、クレジットカードは使用できませんが、電子マネーにクレジットカードを連携させて支払うことは可能です。
スマートフォン決済アプリで納付
納付書のバーコードを撮影し、アプリ決済を利用して納付できます。
≪使用できる決済アプリ≫
- 楽天ペイ
- PayPay
- LINE Pay
- PayB
- Pay-easy
- モバイルレジ
- au pay
- d払い
使用できる決済アプリは地域によって異なる場合があります。
使用できる決済アプリは、納付書の裏面に記載されています。
モバイルレジによる納付
モバイルレジは、請求書のバーコードを携帯電話のカメラで撮影し、支払いができるサービスです。
「モバイルレジ」アプリをダウンロードし、納付書のバーコードを撮影。
クレジットカード、モバイルバンキング等で納付できます。
クレジットカード決済の場合は、手数料がかかります。
アンドロイドのモバイルレジをダウンロードする
iosのモバイルレジをダウンロードする
Pay-easy(ペイジー)による納付(Pay-easyマーク付き納付書のみ)
Pay-easy対応のATM又はパソコン、スマートフォン及び携帯電話から、納付書に表記されている納付番号等を専用サイトで入力することで、インターネットバンキングもしくはモバイルバンキングを利用して納付できます。
軽自動車税をオンラインで支払った場合、納税証明書いつ届く?
クレジットカードやキャッシュレス決済で納税した場合、納税証明書の発行方法は、自治体によって対応が異なるようです。
納税証明書が自宅に郵送される自治体もあれば、自治体の窓口で申請が必要な自治体もあります。
参考サイト:軽自動車税を口座振替にした場合の納税証明書について|税・保険・年金|安中市
軽自動車税は、どの支払い方法がお得?
軽自動車税の一番お得な支払い方法は、LINE Payです。
まず、軽自動車税の納付方法は、納付の際に手数料がかからず、ポイントの還元が一番多い決済方法が最もおトクな方法だといえます。
上記の条件に当てはまるのが、スマートフォン決済アプリになります。
スマートフォン決済アプリの中で、最もポイント還元率が高いのが、LINE Payなんです。
LINE Payのポイント還元率は、「Visa LINE Payクレジットカード(P+)」というクレジットカードと連携させれば最大5.0%です。
※楽天ペイやPayPayの還元率は0,5%
そのため、軽自動車税の一番お得な支払い方法は、LINE Payといえます。