大型バイクの廃車手続きを、自分でする為に「必要な書類」と「手続きの方法」

このページでは、大型バイクの廃車手続きを解説しています。
※排気量251cc以上のバイクは、すべて同じ方法で廃車手続きできます。

このページを見れば、初めての方でも自分でバイクの廃車手続きができるようになります。

大型バイクの廃車手卯月は、自分ですれば費用は印紙代の350円のみです。ぜひチャレンジしてみましょう!

廃車手続きする場所

大型バイクの廃車手続きをする場所は、登録住所(自宅住所)を管轄している運輸支局です。
※排気量251cc以上のバイクは運輸支局で廃車手続きをおこないます。

市役所や郵送では手続きできませんので、注意してください。

自宅住所を管轄している運輸支局を確認する

参考サイト:オートバイの登録手続き – 関東運輸局

必要な書類

大型バイクの廃車手続きをするために必要な書類は以下の8つです。

≪大型バイクの廃車手続きに必要な書類≫

  • 車検証
  • ナンバープレート
  • 標識交付証明書(なくても廃車手続き可能)
  • 印鑑(認印でOK)
  • 申請書(OCRシート3号様式の2)
  • 手数料納付書
  • 軽自動車税申告書
  • 委任状(廃車手続きを依頼する場合に必要)

入手方法や紛失している場合の対処方法を以下で解説します。

参考サイト:検査証返納(廃車)〔小型二輪〕 – 近畿運輸局

車検証

もし車検証を紛失している場合は、陸運局で再度発行する必要があります。

車検証の再発行に以下6つの書類が必要です。

  • 申込書(OCRシート申請様式第3号様式)
  • 理由書
  • 手数料納付書
  • 車検証(き損又は識別が困難なものがあるとき)
  • 委任状(代理を依頼する場合のみ必要)
  • 本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)

参考サイト:自動車検査証再交付 – 関東運輸局

ナンバープレート

バイクの廃車手続きに、バイク本体の持ち込みは必要ありません。ナンバープレートを取り外して持ち込みます。

ナンバープレートを紛失している場合は、ナンバープレートの代わりに「理由書」を提出する必要があります。

参考サイト:廃車 – 関東運輸局

理由書(紛失)のダウンロード

申請書(運輸支局で入手可能)

OCRシート3号様式の2の画像

OCRシート3号様式の2(申込用紙)は運輸支局の受付窓口で無料で入手できます。

入手場所が分からなければ、総合受付または小型二輪の受付窓口で確認しましょう。

OCRシート3号様式の2の記入例の画像

OCRシート3号様式の2の記入例。タップで拡大。

OCRシート3号様式の2の記入場所は以下の9か所です。

  • 自動車検査証返納証明書交付にチェック
  • 業務種別の欄に「9」を記入
  • 抹消の欄に「2」を記入
  • 車検証のナンバーを記入
  • 車体番号を記入
  • 申請日を記入
  • 所有者の氏名・住所を記入
  • 申請者が代理人の場合は、申請者の氏名・住所を記入
  • 登録または届け出の原因をその日付の欄で「一時使用中止」にチェック

言葉で分かりにくい方は、上記の記入例の画像をタップ拡大して確認してください。

手数料納付書(運輸支局で入手可能)

手数料納付書の記入例の画像

手数料納付書の記入例。タップで拡大

手数料納付書は、運輸支局で無料で入手できます。

記入ヵ所は下記の5か所です。

  • 登録番号または車台番号
  • 所有者または使用者の氏名
  • 申請人または申請代理人の氏名
  • 一時抹消登録にチェック
  • 印紙を貼り付け

言葉で分かりにくい方は、上記の記入例の画像をタップ拡大して確認してください。

軽自動車税申告書(運輸支局で入手可能)

廃車の場合の軽自動車税申告書の記入例の画像

軽自動車税申告書の記入例。タップで拡大

軽自動車税申告書は、運輸支局で無料で入手できます。

記入ヵ所は下記の6か所です。

  • 申請区分に「6」を記入
  • 車体番号を記入
  • 車名を記入
  • 車体番号を記入
  • 主たる定置場を記入
  • 所有者の氏名・住所を記入

言葉で分かりにくい方は、上記の記入例の画像をタップ拡大して確認してください。

手続きの方法(流れ)

大型バイクを廃車にする際の運輸支局での手順は、以下の4ステップです。

  1. ナンバープレートの返納
  2. OCRシート、手数料納付書、軽自動車税申告書を入手
  3. OCRシートを受付に提出
  4. 自動車税の抹消申告

運輸支局によって、手続きの順番や内容が異なる場合があるので、詳細は管轄の運輸支局で確認しすることをおすすめします。

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バイクを廃車にすると、税金は返ってくる?

バイクを廃車にしても税金は戻ってきません

四輪自動車は自動車リサイクル法の対象になっているので、廃車にした月から残りの税金が還付されますが、バイクは自動車リサイクル法の対象になっていないので、廃車にしても税金が還付されることはありません。

参考サイト:使用済自動車に係る自動車重量税の廃車還付制度について|国税庁

自賠責保険は返ってくる?

バイクを廃車にした際、自賠責保険の有効期限が1ヵ月以上残っていれば自賠責保険料の払い戻しを受けられます

ですが、自賠責保険は民間の保険会社で加入するため、廃車後に保険会社で解約手続きをしないと保険料は払い戻されません

<バイクの自賠責保険料表>

加入期間保険料
1年7,540円
2年9,770円
3年11,960円
4年14,110円
5年16,220円

参考サイト:【公式】損保ジャパン 

仮に24カ月契約の自賠責保険が11か月残っている状態で廃車にした場合、(9,770÷24)×11=約4,477円の払戻金を受け取ることができます。
※契約の保険会社によって、手数料などがかかる場合もあります。

自賠責保険料の払い戻しに必要な書類

  • 自賠責保険証明書届済返納証
  • 本人確認が出来る証明書(免許証など)
  • 印鑑
  • 通帳(口座振り込みが大半のため)

 

バイクが盗難にあった場合の廃車手続き

バイクの廃車手続きにバイク本体は必要ありませんので、盗難にあったバイクでも廃車手続きは可能です。

ただし、廃車手続きにはナンバープレートが必要なので、ナンバープレートを返納できない「理由書」が必要になります。

また理由書には、警察署に届け出た際の「届出警察署名」「届出年月日」「受理番号」を記入する必要があるので、廃車手続きの前にまずは警察に届け出る必要があります。

参考サイト:廃車 – 関東運輸局

理由書(盗難)のダウンロード

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