バイクの車検には、いくらかかるのでしょうか?自分で車検と通す場合と業者に依頼する場合では、車検費用にどれくらいの差があるのでしょうか。
ちょっと調べてみました。
バイク車検の料金
バイクの車検にかかる最低限の費用を、法定費用といいます。
どのような車検手続きをしても、必ずかかる費用ですので、バイク車検の基本料金として理解してください。
<バイク車検の法定費用>
重量税 | 自賠責保険料 | 基準適合性審査 の印紙代 | 自動車検査 手数料の印紙代 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|
初度登録より 13年未満 | 3,800円 | 11,520円 | 1,300円 | 400円 | 17,020円 |
初度登録より 13年超~18年未満 | 4,600円 | 11,520円 | 1,300円 | 400円 | 17,820円 |
初度登録より 18年超 | 5,000円 | 11,520円 | 1,300円 | 400円 | 18,220円 |
※自賠責保険:初度登録は14,950円・車検が切れている場合は11,780円
ユーザー車検の料金
バイクの所有者が自分で陸運局にバイクを持ち込み、車検手続きと検査を受ける方法を「ユーザー車検」といいます。
ユーザー車検の場合、上記の法定費用だけで車検を受けることができます。
ですが、「ライトが付かない」「タイヤが摩耗している」など、バイクの整備に不備が見つかると検査不合格となってしまうので、保安基準を満たすための整備費用と部品代は別途必要になる場合があります。
>>車検の点検項目はこちら<<
車検代行業者の料金
法定費用 | 法定整備基本料金 | 代行手数料 | 検査費用 | 整備費用 | 部品代 | 合計(目安) | |
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レッドバロン | 17,820円 | 12,010円(税込) | 0円 | 10,000円〜20,000円 | 交換する部品により異なる | 39,830円~ | |
2りんかん | 17,820円 | 24,200円(税込) | 3,080円(税込) ※名目は事務手数料 | 5,500円(税込) | 交換する部品により異なる | 50600円~ | |
ホリデー車検 | 17,820円 | ー | 20,130円 | 未掲載 | 交換する部品により異なる | 37,950円~ | |
ナップス | 17,820円 | 27,500円 | 未掲載 | 未掲載 | 交換する部品により異なる | 45,320円~ | |
コバック | 公式サイトに記載なし | ||||||
ライコランド | 17,820円 | 29,200 | 11,000 | 18,200 | 交換する部品により異なる | 76,220円~ | |
ホンダドリーム | 17,820円 | 22,660円 | 19,440円 | 5,400円 | 別途必要 | 交換する部品により異なる | 65,320円~ |
ハーレー正規代理店 ※店舗により異なる | 17,820円 | 22,000円 | 27,500円 | 44,000円 | 交換する部品により異なる | 111,320円~ |
※レッドバロンは他店で購入したバイクの車検は引き受けてくれません。
バイク車検に必要な書類
代行業者に車検を依頼した場合とユーザー車検の場合で、準備する書類がことなりますので、別々に紹介します。
代行業者に車検を依頼する場合に必要な書類
代行業者に車検を依頼する時は、以下の書類を業者に渡す必要があります。
- 車検証
- 軽自動車納税証明書
- 自賠責保険の証明書(車検前の期間をカバーする保険証)
新しい自賠責保険は車検時に業者さんが加入してくれるので、自分で自賠責保険に加入する必要はありません。
ユーザー車検の場合に必要な書類
ユーザー車検の場合は、下記6つの書類が必要です。
- 車検証
- 軽自動車納税証明書
- 現在の自賠責保険の証明書(車検前の期間をカバーする保険証)
- 継続検査申請書
- 定期点検整備記録簿(点検整備記録簿)
- 新しい自賠責保険の証明書(車検後の期間をカバーする保険証)
継続検査申請書
継続検査申請書は、車検の申込書のようなもので、車検当日に運輸支局で無料で入手できます。
事前に記入しておきたい方は、国土交通省のwebサイトからダウンロードできます。
ただし、印刷に関して細かい規定があり、規定条件を逸脱していると申請書を受け取ってくれず、書き直しになる場合もありますので注意してください。
>>継続検査申請書をダウンロード<<
定期点検整備記録簿(点検整備記録簿)
定期点検整備記録簿とは、排気量が250ccを超えるバイクに義務付けられている法定24ヶ月点検を実施した記録簿のことです。
車検期間の2年間のうち、12ヶ月点検を2回実施する必要がありますが、2回目の点検、すなわち24ヶ月目の点検記録簿のみを提出すれば車検が受けられます。
※業者に車検を依頼した場合は、代行手数料などの料金に含まれています。
点検の仕方が分からない方は、点検のみをバイクショップに依頼する方法もあります。
バイクショップからもらった整備記録簿を提出すれば、車検を受けられます。
新しい自賠責保険の証明書(車検後の期間をカバーする保険証)
新しい自賠責保険には、車検を受ける前に加入しておく必要があります。
事前に保険代理店やバイクショップで加入してもいいですが、運輸支局の敷地内にある「陸運協会」というところで自賠責保険に加入することができます。
車検の受付をする前に陸運協会で加入する方法が、時間の節約にもなりますし、車検当日に書類の持参を忘れる心配もありません。
※原付や250cc以下のバイクと違い、排気量251cc以上の大型バイクは、コンビニなどで自賠責保険に加入できません。
バイク車検のチェック項目
バイク車検では、以下の項目をチェックします。
- 車体サイズ
- ミラーの仕様とサイズ
- タイヤの溝
- オイル漏れの有無
- 灯火類
- 排ガス
- 騒音検査
- スピードメーター
- ブレーキの制動力
- ヘッドライトの光軸・光量
車検の検査でNGとなりやすいものとしては、以下の4つが多いように感じます。
- 車体サイズ
- ミラーの仕様とサイズ
- 騒音検査
- ヘッドライトの光軸
- 車体サイズで検査NGになる場合
- 車検証に記載されている車幅から、ハンドル幅が±2センチ以内という規定があるので
- 例えば、ハンドルをセパハンに交換した場合など、規定の車体サイズをオーバーして検査に通らない。といったことがあります
- ミラーが検査NGになる場合
- ハンドルと同様、ミラーも車検の規定を超えてしまうと検査NGとなってしまいます。
- もし、ミラーを社外品に交換する場合は、交換したいミラーが車検対応品か確認するようにしましょう。
- 騒音で検査NGになる場合
- マフラーを社外品に交換していると、排気の音がうるさく、騒音検査に引っかかる場合があります。
- 平成28年(2006年)以前は一律〇〇デシベル以下。という基準でしたが、平成28年(2006年)以降は車種別で基準が決められています。
- バイクメーカーのホームページに騒音基準値が記載されてはいますが、わざわざ確認するのは手間ですので、車検前にマフラーを純正品や車検対応品に交換しておくことをおすすめします。
- また、取り外しができるバッフルは取り外して検査を受ける必要があるので注意してください。
- ヘッドライトの光軸で検査NGになる場合
- 車検の度に調整が必要というほどではありませんが、たまに検査に引っかかることがあります。
- 素人が光軸調整をすると余計に光軸がズレてしまう場合があるので、光軸検査に引っかかったらプロに任せるのが無難です。
- 陸運局の近くには「テスター」と書かれている整備工場がありますので、そこで光軸を調整してもらえます。費用は1,500円程度です、
バイク車検は何年ごとに受ければいい?
車検期間
└シール見方