個人売買で購入したバイクの所有者がバイクショップになっていた
オークションで購入したバイク、車検証の所有者がバイクショップや信販会社になっているというトラブルが多々あります。
これは、ローンで購入したバイクの所有権を解除しないまま、バイクを譲渡してしまった為におこるトラブルです。
※所有権を解除しないと、新オーナー名義に名義変更はできません。
ローンを完済していても、手続きを完了しないと所有権は解除されません。
所有権の解除には、所有者からローン完済証明書と法人の代表印のある譲渡証を発行してもらう必要があります。
バイクの名義変更には、印鑑証明と実印が必要?
バイクの名義変更には、印鑑証明と実印は必要ありません。
※住民票か印鑑証明いずれかの書類は必要です。
車の名義変更に、印鑑証明と実印が必要なので、バイクの場合も同じと勘違いされがちですが、バイクの名義変更は、住民票か印鑑証明のいずれかの書類があれば名義変更できます。
また、2021年からは認印の押印も必要なくなりました。
法人名義のバイクを名義変更する場合は、印鑑証明と法人の代表印のある譲渡証が必要になります。
バイクの名義変更はナンバーそのままで出来る?
原付バイク(50cc~125cc)は、基本的にナンバーそのままで名義変更はできません。
排気量126cc以上のバイクは、運輸支局の管轄が変わらない場合のみ、ナンバープレートをそのままで名義のみ変更することができます。
バイクの名義変更と車検って同時にできる?
バイクの名義変更と車検は同時にできます。
厳密には、先に名義変更をして、車検を受ける流れになります。
※バイクは車検が切れていても名義変更できます。
名義変更と車検を同時にする場合は、両方の書類を準備しておく必要があります。
参考サイト:バイク車検に必要な書類
バイクの名義変更にかかる日数は?
バイクの名義変更は、申請した当日に終わります。
年末や年度末などの混む時期は2~3時間かかる場合もありますが、通常は20~30分ほどで完了します。
バイクの名義変更する場所はどこ?
バイクの名義変更する場所は、バイクの排気量によって異なります。
排気量が50cc~125ccの原付一種・原付二種バイクは、新オーナーが住所登録している地域を管轄している市区役所の税務課窓口で手続きします。
排気量が126cc~の軽二輪バイク・小型二輪バイクは、新オーナーが住所登録している地域を管轄している運輸支局もしくは自動車検査登録事務所で手続きします。
バイクの排気量は、車検証かナンバープレートで確認できます。
原付バイクのナンバープレート
排気量50ccの原付一種バイク、排気量90cc・125ccの原付二種バイクは「新所有者が住所登録している地域を管轄している市区役所」で手続きします。
バイクの排気量 | ナンバープレートの色(自家用) |
---|---|
50cc以下 | 白地に青文字 |
51cc~90cc | 黄色 |
91cc~125cc | ピンク色 |
原付バイクの名義変更を自分でする方法はリンク先から確認できます。
軽二輪バイク・自動二輪バイクのナンバープレート
排気量150cc・200cc・250ccなどの軽二輪バイク、排気量350cc・400cc・750cc・1300ccなどの自動二輪バイクは「新所有者が住所登録している地域を管轄している運輸支局または自動車検査登録事務所」で手続きします。
例)住所が東京都港区の場合は、港区を管轄している品川運輸支局で名義変更の申請をします。
全国の運輸支局または自動車検査登録事務所の管轄地域はリンク先から確認できます。
軽二輪バイクのナンバープレートはサイズが、普通自動車のナンバープレートより一回り小さく、縁取りがありません。
バイクの排気量 | ナンバープレートの色(自家用) |
---|---|
126cc~250cc | 白地に緑文字 |
251cc以上 | 白色に緑枠 |
軽二輪バイク(126cc~250cc)の名義変更を自分でする方法はリンク先から確認できます。
自動二輪バイク(256cc~)の名義変更を自分でする方法はリンク先から確認できます。
バイクの任意保険の等級も譲れるの?
バイクと一緒に、旧所有者の任意保険の等級を新所有者に譲ることはできません。
ただし、同居の家族に限り任意保険の等級を譲渡することができます。