このページでは、軽二輪(125cc超~250cc)バイクの廃車手続きの方法を解説しています。
≪250ccバイクの廃車手続き【まとめ】≫
- 書類を準備する
- 手続きする運輸支局を確認する
- ナンバープレートを返却する
- 運輸支局の窓口で申し込み書類を入手し、記入する
- 運輸支局の受付窓口に必要書類を提出する
- 税止め手続きを行う
- 軽自動車届出済証返納証明書を受け取る
廃車手続きが完了した際に受け取る「軽自動車届出済証返納証明書」は、バイクを再登録(名義変更)する際に必要です。なくさないように注意しましょう。
参考サイト:250ccバイクの名義変更を自分でする方法
250ccバイクの廃車手続き【詳細】
運輸支局(陸運局)で、ナンバーを返納する手順は以下の通りです。
- 書類を準備する
- 手続きする運輸支局を確認する
- ナンバープレートを返却する
- 運輸支局の窓口で申し込み書類を入手し、記入する
- 運輸支局の受付窓口に必要書類を提出する
- 税止め手続きを行う
- 軽自動車届出済証返納証明書を受け取る
地域によって手続きの順番や内容が異なる場合があります。正確な順番は、手続きをする運輸支局の窓口で確認するようにしてください。
手続きする運輸支局を確認する
廃車手続きに必要な書類が準備できたら、廃車にしたい軽二輪バイクが登録されている運輸支局を調べます。
軽自動車届出済証に記載されている、所有者の住所(市区町村)を管轄している運輸支局が廃車手続きをする運輸支局になります。
例えば、東京都世田谷区の場合は、世田谷区を管轄している品川運輸支局で廃車手続きが行えます。
※運輸支局の営業時間は概ね9:00~16:00までです(地域によって多少差があります)。受付時間は15:00頃の地域もありますので、注意してください。
ナンバープレートを返却する
運輸支局に到着したら、まずはナンバープレートを返却します。
運輸支局の敷地内にナンバープレートの発行・返却をする建物がありますので、その建物のナンバー返却窓口でナンバープレートを返却します。
ナンバープレートを返却すると、押印された手数料納付書が渡されますので、それを持って廃車手続きに進みます(次の窓口は、受付の職員の方が案内してくれます)。
運輸支局の申込窓口で書類を提出
廃車申請の受付窓口では、軽自動車届出済証返納証明書交付申請書(OCRシート軽二輪第5号様式)と軽自動車税申告書(報告書)が入手できますので、軽自動車届出済証を確認しながら記入します。
書類の記入が終わったら、下記の書類を廃車申請の受付窓口に提出します。
- 軽自動車届出済証返納証明書交付申請書(OCRシート軽二輪第5号様式)
- 軽自動車税申告書(報告書)
- 手数料納付書
- 軽自動車届出済証
※運輸支局によっては、軽自動車税申告書(報告書)を提出する窓口が、他にある場合もあります。その際は窓口の方が案内してくれます。
自分で廃車手続きを申請する場合の手数料は、350~550円程度です(申請手数料や書類発行手数料などで)。提出する書類と一緒に申請手数料も支払います。
※金額は地域によって異なる場合があります。
軽自動車届出済証返納証明書を受け取る
申請窓口に書類を提出すると、20~30分ほどで廃車の手続きが完了します。
受付の際に、番号札が渡されますので、番号札と引き換えに軽自動車届出済証返納証明書を受け取れば、250cc以下の中型バイクの廃車手続きは完了です。
税止め手続きを行う
軽自動車税申告書(報告書)を廃車申請窓口で提出しなかった場合は、廃車手続き後に税止め申請手続きを行います。
税止め手続きを行わないと、廃車手続き後も軽自動車税の課税が続いてしまいますので、注意してください。
手続きが必要な場合は、窓口の職員の方が案内してくれますので、案内された窓口で手続きを行います(他の手続きと同様、記入した書類を提出するだけの5分ほどの作業です)。
※回る窓口は、運輸支局によって前後する場合があります。
250cc以下バイクの廃車手続き(ナンバー返納)に必要な書類
バイクの廃車手続き(ナンバー返納)は、ナンバープレートを運輸支局に返納して、車両の登録を抹消する事務手続きの事を言います。
廃車手続き後は、翌年度から税金の課税がストップし、公道を走行できなくなります。
個人売買による譲渡や、バイク本体を自分で解体場に持ち込む場合に必要な手続きです。
バイクを買取業者や解体業者に引き渡す場合は、業者が代行してくれる手続きです。
排気量125cc以下の原付バイクの廃車手続きは中型バイクの手続きとは方法が異なります。詳細はリンク先を確認してください。
参考サイト:届出済証返納(廃車)〔軽二輪〕《排気量125cc~250cc》 – 近畿運輸局
≪250ccバイクの廃車手続きに必要な書類≫
- ナンバープレート
- 軽自動車届出済証(250ccの車検証)
- 認印(シャチハタ不可)
- OCRシート、軽二輪第5号様式(陸運局で入手)
- 軽自動車税申告書(陸運局で入手)
- 手数料納付書(陸運局で入手)
※250ccバイクの廃車手続きを代理人(所有者以外)が行う場合でも、委任状は必要ありません。
参考サイト:届出済証返納(廃車)〔軽二輪〕《排気量125cc~250cc》 – 近畿運輸局
≪その他、必要な書類≫
- 軽自動車届出済証の記載内容と、現在の住所や氏名が変わっている場合は、発行3ヶ月以内の住民票が必要(コピー可)。
ナンバープレート
250ccバイクの廃車手続きに車両の持ち込みは必要ないので、ナンバープレートだけを取り外して持参します。
ナンバープレート外し方は、下記動画のようにネジを外すだけで簡単に取り外すことができます。
ナンバープレートを紛失している場合は、ナンバープレート紛失の理由書を持参して、手続きします。
ナンバープレートが盗難にあった場合は、盗難の理由書を提出して廃車手続きをおこないます。
※盗難の場合は事前に警察署に届出し、理由書に届出警察署名・届出年月日・受理番号等を記入します。
警察署で届出が受理されなかった場合は、届出警察署名・届出年月日・受理されなかった理由を記入します。
ナンバープレートの紛失・盗難の理由書は、運輸支局のwebサイトからダウンロードできます。
ダウンロードした理由書をプリントアウトし、必要事項を手書きで記入したものを提出します。
≪理由書の書き方≫
- 陸運局名
書類を提出する陸運局の名前を記入 - 自動車登録番号又は車両番号
ナンバープレートの番号を記入 - 車体番号
バイクの車体番号を記入 - 理由書提出の事由
当てはまる項目にチェックを記入 - 紛失、盗難等にあった場所や状況
紛失・盗難等の詳細を記入 - 日付
理由書の作成日を記入 - 住所・氏名
使用者の住所・氏名を記入して捺印
※印鑑は、認印で可(シャチハタは不可)。
参考サイト:廃車 – 関東運輸局
軽自動車届出済証
250ccバイクの廃車手続きには、軽自動車届出済証の原本が必要です。
※軽自動車届出済証は250cc版の車検証のことです。
軽自動車届出済証を紛失している場合は、軽自動車届出済証を紛失した場合の廃車手続きから対応方法が確認できます。
OCRシート、軽二輪第5号様式
OCRシート軽二輪第5号様式(申込書)は、運輸支局の軽二輪窓口で入手できます。
OCRシートには、軽自動車届出済証の記載と同じように記入してください。
≫OCRシート(軽二輪第5号様式)に記入する箇所≪
- 業種別
- 抹消
- 車両番号
- 車体番号
- 申請人(使用者)の住所・氏名
- 所有者の住所・氏名
- 持参人の住所・氏名
- 申請の原因とその日付
参考サイト:OCRシート申請書記載例(二輪) – 関東運輸局
軽自動車税申告書(書き方など)
軽自動車税申告書、は手続きをする運輸支局の窓口で入手できます。
軽自動車税申告書には、軽自動車届出済証の記載と同じように記入してください。
≫軽自動車税申告書に記入する箇所≪
- 申請区分
- 車両番号
- 納税義務者の住所・氏名・生年月日・電話番号
- バイク所有者の住所・氏名
- 種別
- 営・自区分
- 車両の形状
- 車名
- 型式
- 車台番号
- 総排気量又は定格出力
- 燃料の種類
- 主たる定置場
手数料納付書(書き方など)
手数料納付書は手続きをする運輸支局の窓口で入手できます。
手数料納付書には、ナンバープレートまたは軽自動車届出済証の記載と同じように記入してください。
≫手数料納付書に記入する箇所≪
- 自動車登録番号または車台番号
- 所有者または使用者の氏名
- 申請人または申請代理人の氏名